リアル札幌クエスト

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英文をストレスなく10倍速く読む方法

こんにちは。「なるべく楽がしたい!」と声を大にして言いたいM.K.です。

 

数日前に知り合いとFacebookでコメントのやり取りしたのですが、

英会話と比べて英語を読んだり書いたりするイベントやレッスンは少ないですよね。

 

話すスキルと読み書きスキルは車の両輪のようなもので、どちらかが欠けても学習効果は低くなります。

しかしなぜか車の片側だけに車輪をくっつけて前に走ろうとする人が多いのが残念なところです。

 

会話の中では、いつ面白いことが聞けるか分かりません。

だから常にそこそこは注意して聞いてないといけません。

だから疲れます。

そして途中でぼんやりして「お前聞いてなかっただろう」と怒られたりします。

 

でも英語を読むときは、割と手抜きができるのでとってもお得です(?)

手抜きする方法はいくつかありますが、たぶん最も知られているのは、英文の構造を利用した手抜き方法です。

英作文(エッセイ)をやったことがある人ならみんな知ってるはず。

それくらいポピュラーです。

ここではその方法を紹介します。

 

・英語は最初と最後を読めばいいのさ

英文の基本的な構造はこんな感じです。

言いたいこと
言いたいことの補足説明
言いたいことを例を用いて説明
言いたいことを別の言い方で表現する

 

簡単に言うと、こういう構造になっています。

これが1つの段落の中の構造です。

 

ではいくつも段落がある、もっと長い英文はどうなっているのかと言うと、

 1段落目:言いたいこと

 2~3段落目:補足説明、事例紹介

 4段落目:言いたいことを別の表現で締める

 

この中で大事な部分、読まないといけない部分はどこかわかりますか?

1段落目と4段落目です。

2段落目と3段落目は読まなくても、書いた人が言いたいことは分かります。

つまり2段落目と3段落目はスキップしてもいいわけです。

これで読む量を半分にできます。

 

ではもっと詳しく見てみましょう。

1段落の1行目:言いたいこと

------1段落の2行目:補足説明

------1段落の3行目:事例紹介

------1段落の4行目:言いたいことを別の表現で

2段落の1行目:言いたいこと

------2段落の2行目:補足説明

------2段落の3行目:事例紹介

------2段落の4行目:言いたいことを別の表現で

3段落の1行目:言いたいこと

------3段落の2行目:補足説明

------3段落の3行目:事例紹介

------3段落の4行目:言いたいことを別の表現で

4段落の1行目:言いたいこと

------4段落の2行目:補足説明

------4段落の3行目:事例紹介

------4段落の4行目:言いたいことを別の表現で

ではこの文章で読まないといけないところはどこでしょう?

1段落の1行目と4行目、4段落の1行目と4行目です。

全体で16行ある文章なのに、書いた人の言いたいことを理解するには4行読めばいいのです。

これで読む量が1/4になりました。

 

この例では全体で16行としています。

全体の行数が20行なら1/5に、

40行なら1/10に、

読む量を減らすことができます。

お得でしょ?

 

しかしこんなことを言われても「本当かな?」と疑うと思います。

そこで実例を挙げてみます(リンク先には英文と和文があります)

cgi2.nhk.or.jp

 

和文:

フィリピンでは、(日本で)人気があったNHKの連続テレビドラマを、もうじき現地の言葉で見ることができるようになります。民間テレビ局ネットワークの「TV5」が、2013年に(日本で)放送された「あまちゃん」を10月から放送しますが、タガログ語に吹き替えての放送になります。
あまちゃん」は、アキという名の女子高生が、母親の故郷である日本の東北で海女になるという話です。アキはウニなどの海産物を取るために潜りますが、やがてポップ音楽グループのメンバーになります。
主役のアキを演じたのは能年玲奈さんです。能年さんは、マニラで行われた記者会見にタガログ語でのビデオメッセージを送り、フィリピンの人々にこのドラマを楽しんでもらいたいと語りました。
あまちゃん」はこれまでに10の国と地域で放送されていますが、現地語字幕での放送でした。フィリピンではアニメやマンガなどの日本の大衆文化のファンが増えてきており、NHKは「あまちゃん」を通じて日本への理解を深めてもらうことを期待しています。

 

まず日本語から、最初と最後の部分を拾ってみます。

2段落目と3段落目を除いてみます。

フィリピンでは、(日本で)人気があったNHKの連続テレビドラマを、もうじき現地の言葉で見ることができるようになります。民間テレビ局ネットワークの「TV5」が、2013年に(日本で)放送された「あまちゃん」を10月から放送しますが、タガログ語に吹き替えての放送になります。

あまちゃん」はこれまでに10の国と地域で放送されていますが、現地語字幕での放送でした。フィリピンではアニメやマンガなどの日本の大衆文化のファンが増えてきており、NHKは「あまちゃん」を通じて日本への理解を深めてもらうことを期待しています。

・フィリピンで「あまちゃん」が見れること。

・これまで10か国で放送されており日本の理解を深めている

このように、文章の要旨は分かってしまいます。

 

では逆にスキップした部分はどうかというと、

あまちゃん」は、アキという名の女子高生が、母親の故郷である日本の東北で海女になるという話です。アキはウニなどの海産物を取るために潜りますが、やがてポップ音楽グループのメンバーになります。
主役のアキを演じたのは能年玲奈さんです。能年さんは、マニラで行われた記者会見にタガログ語でのビデオメッセージを送り、フィリピンの人々にこのドラマを楽しんでもらいたいと語りました。

あまちゃん」のあらすじや主演女優がしたことが書かれています。

あまちゃん」がフィリピンで放送されることの補足説明になっていますね。

これらの部分は読んだほうがいいけど、読まなくても要旨は分かってしまうわけです。

 

この「最初と最後だけ読む」方法は、文章が長ければ長いほど効果があります。

仕事などで「こんなに長い英文読まないといけないのか」と思った時に試してみてください。

 

たとえ全部読まないといけない場合でも、最初に書いた人が言いたいことを頭に入れておくとかなり楽になりますよ。

ストレスなく早く読みたいとき試してみてください。